S&P500種、21年末に4500へ ワクチンのニュースは好材料─JPモルガン
JPモルガンは高い有効性を示すコロナワクチンのニュースは株価にとって好材料との見方を示し、S&P500種株価指数が2021年末までに4500に到達すると予想した。
JPモルガンは高い有効性を示す新型コロナウイルス向けワクチンのニュースは株価にとって好材料との見方を示し、S&P500種株価指数が2021年末までに4500に到達すると予想した。
9日のS&P500種の終値は前週末比41.06(1.17%)高の3550.50。場中で9月の高値3588.11を上抜き、過去最高値となる3645.99を付けた。
JPモルガンは9日付のリポートで、株式相場は持続的な上昇に向けた最良の環境に直面していると指摘。リスクの高まっていた時期(世界的な貿易戦争、新型コロナの感染拡大、米大統領選を巡る不確実性など)が長く続いた後、見通しは大幅に改善しており、高い有効性を示すコロナワクチンのニュースは特筆すべきことだとの見方を示した。
米製薬大手ファイザー<PFE>は9日、開発中の新型コロナワクチンの治験で有効性が90%を超えたとの暫定結果を発表した。
JPモルガンは株式相場の上昇が当面継続する理由として、ねじれ政府や米連邦準備制度理事会(FRB)による景気配慮型の政策、労働市場や企業収益の予想を上回る回復などを理由に挙げている。
また、こうした強気の環境は、景気循環にそれ程敏感でないグロース株から、景気に敏感なバリュー株への待望のローテーションの「ブレークアウトポイント」を呈する可能性があるという。
S&P500種は21年の早い時期に4000の大台を突破するとJPモルガンは予想した。
トリプルブルーはリスク要因
一方、株価上昇シナリオへのリスク要因の1つとして、民主党による上院での多数派奪還の可能性を挙げた。
米大統領選にあわせて行われた連邦議会上院選でまだ確保されていない4議席のうち、ジョージア州の2議席については、来年1月に決選投票が行われる。これに民主党が勝利すれば「トリプルブルー」(大統領、上下院とも民主党)となる可能性が高まり、増税および規制の変更のリスクが高まるという。
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