S&P500種、中長期的に5000へ ねじれ議会は株価にプラス─資産運用大手
フェデレーテッド・ハーミーズは、2021年の株式市場について強気の見方をしており、米大統領・議会選を経ての「ねじれ議会」継続の可能性がこれを支持するとした。S&P500種の中長期目標を5000で維持している。
大手資産運用会社フェデレーテッド・ハーミーズは、2021年の株式市場について強気の見方をしており、米大統領・議会選を経ての「ねじれ議会」継続の可能性がこれを支持するとした。S&P500種株価指数の中長期目標を5000で維持している。
同社の株式投資責任者は7日付のリポートで、上院選で混戦模様だったメーン州で共和党の現職スーザン・コリンズ議員が予想に反して勝利したことで、民主党の「トリプルブルー」(大統領、上下院とも民主党)の夢は潰えたと指摘した。
一方、これは株式市場にとっては望ましい結果だったとし、大規模な財政政策を依然として望めるものの、民主党が計画していた成長を阻害するほどの規模の増税は回避されたと述べた。
バイデン、トランプ双方の支持者による暴動発生の可能性や米国内での新型コロナウイルスの感染再拡大が短期的なリスクとなる一方、追加のコロナ経済対策の施行で景気回復は加速することが見込まれるという。
景気循環株にとっては好環境が見込まれるとし、財政政策、および米金融当局が継続するゼロ金利政策を受けたイールドカーブの若干のスティープ化の可能性をその理由に挙げた。
また、週末に米CNBCの番組に出演した同社のストラテジストは、1年後のS&P500種の水準を最低でも3800と予想。選挙をめぐる不透明感の高まりを背景に引き上げていたキャッシュのポジションを通常の水準まで引き下げ、その分、株式への投資を増やしたと述べた。
11月第1週(2~6日)の米国株式市場では、S&P500種を含む米主要3株価指数の週間上昇率はいずれも4月以降で最大となった。S&P500種は前週末比7.32%高だった。
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