レオパレスが大幅続伸、レノの保有比率10.32%に上昇
・14日に大量保有が判明
・出来高東証1部で3位
20日後場の東京株式市場でレオパレス21<8848>が大幅続伸。旧村上ファンド系の投資会社レノが、レオパレス株の保有比率を一段と引き上げたことで、レオパレスのコーポレート・ガバナンス(企業統治)改革への期待が高まった。
レオパレスは3日続伸し、午後零時52分現在は前週末比27円(9.68%)高の306円で取引されている。前場で325円(16.48%高)まで買われた。
出来高は2650万株で東証1部で3位。
レノが17日の取引終了後に関東財務局に提出した変更報告書によると、共同保有分を含めた保有比率は10.32%に上昇した。報告義務発生日は5月10日。
物言う株主
同社は14日に大量保有報告書(5%ルール報告書)を提出し、大量保有が判明したばかり。この時の比率は6.24%だった。その後、16日提出の報告書で比率が7.93%に上昇したことが明らかになっていた。
保有目的は「投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」。レノが「物言う株主」として、レオパレスの企業統治の改革を進めるとの思惑が市場で高まった。
レオパレス株はこのほかに英資産運用会社のオデイ・アセット・マネジメントも大量保有している。オデイの保有目的は純投資で、比率は15.62%。
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