米ウーバー、今週上場申請へ 100億ドルの調達狙う
・5月上旬のNY証取上場を計画
・時価総額1000億ドル目指す
米配車サービスのウーバー・テクノロジーズは、今週にも申請する新規株式公開(IPO)で約100億ドルの調達を目指している。海外メディアが報じた。実現すれば今年最大のIPOになる。
それによると、ウーバーは11日にも米証券取引委員会(SEC)に上場申請書類を提出し、4月29日の週に投資家向け説明会(ロードショー)を開始する予定。その後、5月上旬のプライシングとニューヨーク証券取引所への上場を目指す。ただ、市場環境により予定が変更される可能性もあるという。
ウーバーは最大1000億ドルの上場時時価総額を目指している。一時はこれを上回る評価額が予想されたが、先行して3月29日に上場した同業のリフト<LYFT>の足元の株価が公開価格を割り込んでおり慎重を期している。
リフトの上場時評価額は243億ドル。23億4000万ドルを調達した。
ウーバーが1000億ドルの上場時時価総額を実現すれば、2014年上場のアリババ集団の約1700億ドルに次ぐ規模になる。
ウーバーは直近の18年8月の資金調達で760億ドルと評価されている。
財務情報
ウーバーが公表した財務情報によると、18年通期の損益は、調整後ベースで18億ドルの赤字。赤字額は前年比15%減少した。
18年の純売上高は114億ドル。うち、10~12月(第4四半期)は30億ドルで前期比2%の伸びにとどまった。
ウーバーの筆頭株主は18年1月に発行済み株式の約15%を取得したソフトバンクグループ<9984>。
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