千代建が15%超下落、東証2部降格控え
・8月1日付で2部に指定替え
・値下がり率、全銘柄で首位
31日の東京株式市場で千代田化工建設<6366>が大幅に下げている。債務超過となった千代建は8月1日付で東京証券取引所の第1部から第2部に指定替えとなる。
午後2時18分現在、千代建は前日比55円(15.67%)安の296円で取引されている。
値下がり率は東証全銘柄中でトップ。出来高は973万7000株まで膨らみ、現時点で東証1部銘柄で10位につけている。
千代建が6月28日に提出した2019年3月期の有価証券報告書の連結貸借対照表において債務超過の状態であることが確認されたことを受け、東京証券取引所は同日、千代建の第1部から第2部への指定替えを発表した。
また、日本経済新聞社はこれに伴い今月10日、日経平均株価の構成銘柄からの千代建の除外を発表。同社は同様に、日経500種平均株価と日経平均外需株50指数も、8月1日から千代建を除外する。
この日は東証株価指数(TOPIX)や日経平均に連動した投資信託などを運用する機関投資家が、銘柄入れ替えのための売りを出している。
債務超過
千代建が5月9日に発表した19年3月期決算での純損益は、過去最悪となる2149億円の赤字を計上。19年3月末時点で借金が資産総額を上回り、592億円の債務超過に陥った。
千代建が債務超過に陥ったのは1948年の設立以来初めてのこと。
千代建に対し、筆頭株主の三菱商事は三菱UFJ銀行と総額1800億円の投融資による支援を決め、債務超過は解消する見通し。
バンダイナムコ
日本経済新聞社は日経平均株価の構成銘柄から千代田化工建設を除外するのに伴い、バンダイナムコホールディングスを補充する。
また、日経500種平均株価にタカラバイオを補充する。
バンダイナムコホールディングス<7832>は180円(3.15%)高の5900円、タカラバイオ<4974>は22円(1.02%)高の2171円で推移している。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。