レオパレス株、英ファンドのオデイが買い増し 16.86%に
・オデイの保有目的は純投資
・野村も5%超保有
英資産運用会社のオデイ・アセット・マネジメントが、レオパレス21<8848>株式の保有比率を15.62%から16.86%に引き上げたことが明らかになった。19日受付で関東財務局に大量保有報告書を提出した。
株券等保有割合の1%以上の増加が報告書の提出理由。報告義務発生日は16日。保有目的は引き続き「純投資」。
オデイによるレオパレス株の大量(5%以上)保有が明らかになったのは昨年8月。昨年末までに7.21%まで保有比率を引き上げた。今年に入り、レオパレスのアパート物件に施工不良が発覚して問題になるなか、一部売却する場面があったものの、5月8日付の直近の大量保有報告書では15.62%の保有を明らかにしていた。
国内メディアの過去の報道によると、レオパレスとオデイは四半期ごとの決算報告などで定期的に連絡をとっている。
野村も大量保有報告書
一方、野村証券も19日、大量保有報告書を提出し、レオパレス株の保有比率が新たに5%を超えたことを明らかにした。報告義務発生日は15日。
それによると、野村は共同保有者とともにレオパレス株を新たに5.52%取得した。内訳は野村が0.22%、英国に拠点を置くノムラ・インターナショナルが2.71%、米国のノムラ・セキュリテーズ・インターナショナルが0.01%、野村アセットマネジメントが2.58%。
野村、ノムラ・インターナショナル、ノムラ・セキュリテーズ・インターナショナルは「証券業務に係る商品在庫」、野村アセットマネジメントは「信託財産の運用」としてレオパレス株を保有している。
野村と共同保有者は2月末、レオパレス株5.50%を保有していたが、その後保有を削減した。
施工不良問題
国土交通省がレオパレスに対し、今夏前に完了を指示した物件約1万3400棟のうち、6月末時点の改修済みは837棟だった。また施工不良の発覚以降に追加で不備が確認され、10月末までの工事完了を指示した物件については改修済みは2棟、調査済みの割合は5割にとどまった。
石井啓一国交相は16日の閣議後記者会見で、同社に対し遅延の理由と今後の改修方針を報告するよう要請したことを明らかにした。
レオパレスの調査によると、施工不良が発覚した物件は全体で約1万9千棟。
19日の東京株式市場でレオパレスは前日比1円(0.41%高)の243円で取引を終えた。
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