ホシザキが高い、延期していた18年12月期決算発表
・過年度の訂正行わない
・19年12月期連結営業利益5.3%減へ
7日の東京株式市場で業務用厨房機器メーカーのホシザキ<6465>が高くなった。販売子会社のホシザキ東海で判明した不適切取引の調査により延期していた2018年12月期決算を発表。悪材料が出尽くしたとの見方から買いが優勢となった。
終値は前営業日比240円(3.33%)高の7440円。
7日午後2時に発表した18年12月期の連結決算は営業利益が364億円。前の期から1.1%増加した。
18年12月期決算は当初、2月13日の発表予定だった。しかし、昨年明らかになったホシザキ東海での架空発注などの不適切取引が18年10~12月期にも続いていたことが判明。再調査が必要になった。
同社は7日、ホシザキ東海の不適切取引問題について、5日付で第三者委員会から調査報告書を受領したと発表。調査結果を受けて、過年度における金額的な重要性は乏しいと判断し、過年度の有価証券報告書や四半期報告書、決算短信などの訂正は行わない予定との見解を示した。
また、同時に発表した19年12月期の連結営業利益見通しは345億円(前期比5.3%減)。市場はおよそ400億円を予想していた。
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