トヨタ、19年3月期純利益見通しを下方修正、株価は軟調
・営業利益と売上高予想据え置く
・株価は一時1.53%安
トヨタ自動車は6日、2019年3月期の連結純利益(米国会計基準)見通しを下方修正し、前期比25%減の1兆8700億円とした。従来予想は8%減の2兆3000億円だった。未実現持分証券評価損の計上が響くという。
一方、19年3月期の営業利益は横ばいの2兆4000億円、売上高は微増の29兆5000億円とし、従来予想を据え置いた。
グループの世界販売台数予想は1055万台とし、従来予想から5万台引き上げた。
同時に発表した18年4~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比29%減の1兆4233億円。
一方、営業利益は9%増の1兆9379億円。世界販売台数の増加、原価低減の努力、為替変動などが貢献。売上高は3%増の22兆4755億円で、4~12月期としては過去最高だった。
グループの世界販売台数は800万台。15万3000台増加した。
19年3月期の純利益見通しの下方修正を受け、トヨタ株は軟調に推移している。一時、前日比1.53%下押された。午後2時18分現在、54円(0.8%)安の6698円で取引されている。
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