レオパレス株、上昇率が東証1部首位 レノが買い増し16.18%保有
・一時3カ月半ぶり高値
・出来高は東証1部で2位
20日後場の東京株式市場でレオパレス21<8848>が大幅に3日続伸。値上がり率が東証1部でトップとなった。旧村上ファンド系の投資会社レノが、レオパレス株の保有比率を一段と引き上げたことが背景にある。
終値は前日比64円(19.1%)高の399円。
一時412円まで買われ、レオパレスが建設・管理するアパートの施工不良問題が拡大した2月8日以来、3カ月半ぶりの高値を付ける場面があった。
レノが23日に関東財務局に提出した変更報告書によると、共同保有分を含めた保有比率は21日提出分の14.13%から16.18%まで上昇した。報告義務発生日は16日。
投資家の村上世彰氏の資産を運用する青山不動産が共同保有者に加わった。保有目的は「投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」。
レノによる大量保有が初めて明らかになったのは14日で、この時の保有比率は6.2%だった。
4月10日に新たな施工不良が明らかになり、株価は大型連休前の同月26日に185円まで下落した。翻って現在の水準はこの2倍超。この間のレノによるレオパレス株の段階的な買い増しを材料に売買が増加したとみられる。
この日の出来高は5490万株で東証1部で2位。連休明け後は出来高が1000万株の大台を超える日が目立つ。
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