コマツなど中国関連株安い、中国の1月PPIが大幅鈍化
・中国PPI、伸び率が7カ月連続で鈍化
・1月は16年9月以来の低い伸び
15日の東京株式市場で小松製作所<6301>など中国関連銘柄が下落した。中国で景気のさらなる減速を示唆する指標が発表されたことが背景にある。
中国国家統計局がこの日発表した1月の生産者物価指数(PPI)は、前年同月比0.1%上昇と伸び率が7カ月連続で鈍化。2016年9月以来の低い伸びとなり、需要の減速により中国経済がデフレに陥る可能性について懸念が台頭した。
民間会社がまとめた市場予想は0.3%上昇。昨年12月は0.9%上昇だった。
これを受け、国内の中国景気に影響を受けやすい銘柄が売られる展開となった。建設需要に敏感なコマツは前日比39.5円(1.45%)安の2680円、クボタ<6326>は116.5円(7.04%)安の1538.5円で取引を終えた。
半導体関連では東京エレクトロン<8035>が210円(1.3%)安の1万5905円、アドバンテスト<6857>が13円(0.48%)安の2689円で引けている。
中国国家統計局が同時に発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年比1.7%上昇。前月の1.9%上昇から伸びが鈍化した。また、予想の1.9%上昇に届かなかった。
資生堂<4911>は75円(1.04%)安の7111円で終了した。
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