アンリツ、20年3月期純利益16%減 PTSで急落
・19年3月期連結純利益は3.1倍
・PTSで10%超下げる
通信用計測機器大手のアンリツ<6754>が25日の取引終了後発表した2019年3月期決算は、連結純利益(国際会計基準)が前の期から3.1倍となった。その一方、同社は20年3月期について前期比16%減になると予想。次世代高速通信規格「5G」向けの研究開発費の膨張が背景にあるという。
アンリツは国内の5G関連の有望銘柄として注目を集めており、17年1月4日に付けた638円を底値に今年3月にはIT(情報技術)バブル期の01年5月以来、およそ18年ぶりの高値となる2379円を付けていた。
25日の東京株式市場でのアンリツの終値は前日比25円(1.12%)安の2208円。
決算発表を受け、通常取引終了後の私設取引システム(PTS)で10%を超える下げとなっている。
19年3月期の連結決算は、純利益が89億円、売上高は16%増の996億円だった。
20年3月期は営業利益が11%減の100億円、純利益は75億円を予想。売上高は2%増の1020億円を見込んでいる。
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