楽天が反落、リフト株評価損284億円計上 4~6月期に
・リフト、楽天の持ち分法適用会社に
・楽天株、一時5%超下げる
1日の東京株式市場で楽天グループ<4755>が反落。出資先の米配車サービス大手リフトに関連して2019年4~6月期に284億円の株式評価損を計上すると発表したことが背景にある。
終値は前週末比27円(2.11%)安の1253円。プラス圏で寄り付いた後、早々に前週末終値を割り込み、一時1215円(5.08%安)の安値を付けた。
楽天が9時に発表したリリースによると、同社はリフトを持ち分法適用会社とし、会計上の取り扱いを変更した。楽天による株式保有や、楽天が任命した取締役による取締役会に対する積極的な関与を通じ、リフトの経営に対する重要な影響力の行使が可能になったためという。
楽天はリフトの筆頭株主で約13%出資している。4月9日付でリフトを持ち分法適用会社にしたことで、4月1日から8日までの同社の株価変動を反映した評価損を計上する。
楽天は1~3月期、リフトに関して約1100億円の株式評価益を計上した。
リフト<LYFT>は3月29日、米ナスダック証券取引所に上場した。初値は87.24ドルで、公募売り出し価格(公開価格)の72ドルを21%上回った。しかし、株価はその後は低迷し、1~3月決算での大幅赤字計上の後、一時50ドルを割り込んだ。
米国株市場でのリフトの前週末終値は前日比0.44ドル(0.67%)高の65.71ドル。
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