日経平均3日ぶり反落、利益確定売りで
・米休場で手掛かり難
・上海総合指数は1.2%安
22日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶり反落。前日の米株式市場が休場となり材料難のなか、利益確定の売りに押された。午後に入り、外国為替市場で1ドル=109円台前半までドル安・円高が進んだことも売り材料だった。
日経平均の終値は前日比96.42円(0.47%)安の2万0622.91円。
ファナックやファーストリテイリング、東京エレクトロンなどが日経平均を押し下げた。一方、ユニー・ファミリーマートホールディングスはプラス寄与度での首位。
東証株価指数(TOPIX)は4日ぶりに反落した。終値は9.94ポイント(0.63%)安の1556.43。
東証33業種のうち、値下がりは28業種。値下がり率上位は石油・石炭、金属製品、鉄鋼など。一方、値上がり率上位は空運、陸運、小売りなど。
中国関連株安い
ファナック、東京エレクトロンなど中国関連銘柄が総じて安い。中国景気の減速や中国株の下落などが背景。
終値はファナックが前日比390円(2.1%)安の1万8185円、東京エレクトロンは255円(1.76%)安の1万4260円、コマツは43円(1.55%)安の2731.5円。
前日発表された2018年の中国国内総生産(GDP)伸び率は前年比0.2ポイント低下の6.6%。2年ぶりの減速で、90年以来28年ぶりの低水準だった。
上海総合指数は反落した。終値は30.81ポイント(1.18%)安の2579.70。
ZOZO、出品停止広がる
ZOZOは大幅続落。終値は144円(6.36%)安の2121円。展開する衣料品通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」への出品停止が広がっていることが背景。
昨日、ZOZOが会員制サービスを見直すと一部メディアが伝えたが手応えはない。
同社は昨年12月、有料会員になると全ての商品が常に10%割り引かれるサービス「ZOZOARIGATO」を導入。しかし、一部のブランドがイメージの棄損や自社サイトからZOZOへの顧客流出を懸念。開始直後から出品の見合わせが始まった。
これまでに出品を停止した企業は、「23区」や「組曲」、「五大陸」を取り扱うオンワードホールディングス、「ミキハウス」を手掛ける三起商行、宝飾品ブランドを展開するヨンドシーホールディングスなど。
報道によると、ZOZOは2月半ばをメドに、サイトでの値引きを一部表示させないことを出店ブランド側が選択できるようにする。
米、ファーウェイ幹部引き渡しをカナダに正式要請へ
米政府がカナダに対し、中国の通信機器メーカー、ファーウェイ(華為技術)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)の身柄引き渡しを正式に要請する手続きを進める方針だとカナダ紙が報じたことが午後に伝えられ、投資家心理を一層冷やした。
要請の期限は逮捕から60日後の1月30日。報道によると、カナダのマクノートン駐米大使は引き渡しの正式な要請の期日には言及しなかった。
ユニー・ファミリーマートは420円(3.32%)高の1万3070円で引けた。
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