千代建が安い、4~12月期最終赤字1281億円
・19年3月期は最終赤字1050億円を予想
・決算短信に「ゴーイングコンサーン」記載
13日の東京株式市場でプラント建設大手の千代田化工建設<6366>が安い。2018年4~12月期決算で大幅な赤字を計上した。
終値は前日比5円(1.52%)安の323円。
千代建が発表した18年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比20.7%減の3061億円、営業損益は1077億円の赤字(前年同期は88億円の赤字)、純損益は1281億円の赤字(同51億円の黒字)だった。赤字幅はいずれも~12月期では過去最大となる。
米国ルイジアナ州の液化天然ガス(LNG)プラントで人手不足が原因で追加工事費用を計上したことが響いた。
19年3月期通期の業績予想は据え置き、売上高は前期比22%減の4000億円、最終損益は1050億円の赤字(前期は64億円の黒字)としている。
同社は必要な資金確保のため、筆頭株主で発行済み株式の33%超を保有する三菱商事に加え、海外の同業などと支援要請を含む協議を行っているが。現時点では合意を得られていない。18年9月中間決算に続き、決算短信には「継続企業の前提に関する注記(ゴーイングコンサーン)」を記載した。
同社は3月末までに経営再建策をまとめる意向。同社は今月6日、支援に必要な確実な収益計画を立てるべく、米国で総額1兆円のLNGプラント建設を受注したと発表している。
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