シャープが4カ月ぶり高値 関西2拠点閉鎖の報道で
・拠点集約でコスト削減へ
・株価、一時4%高
5日の東京株式市場でシャープ<6753>が大幅続伸。2020年度にも関西の2拠点を閉鎖し、別の拠点に集約するとの報道を受けて買いが優勢となり、株価は4カ月ぶりの高値を付けた。
終値は前日比49円(3.81%)高の1336円。引け際に1338円(3.96%高)まで上昇し、3月6日の1353円以来の高値を付けた。
米中貿易摩擦の激化などで株価はその後、953円まで下げていた。
台湾に拠点を置く鴻海精密工業の下で経営再建を進めるシャープは、葛城事業所(奈良県葛城市)と平野事業所(大阪市)を閉鎖し、八尾事業所(大阪府八尾市)に集約する方針を決定した。拠点の集約でコスト削減を図るという。
家電製品の開発拠点である八尾事業所に技術者を集め、人工知能(AI)など次世代技術の開発を目指す。
国内に13ある主力事業所の1つである葛城事業所は1981年に太陽電池などの工場として稼働を始た。約300人が勤務する。平野事業所は34年の設立で家電の修理サービスなどに携わる約500人が働いている。
シャープは2018年3月期に4年ぶりに最終黒字に転じ、その後2年連続で黒字を計上している。
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