ペッパーフードサービス株、昨年来安値 米ステーキ店が不振
・米国で「いきなり!ステーキ」6割閉店へ
・8年ぶりに最終赤字
15日の東京株式市場でステーキ店チェーン「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービス<3053>が昨年来安値を更新した。同社は米国ステーキ店の不振を受け、8年ぶりに最終赤字を計上。米国からの一部撤退を発表した。
終値は前日比110円(4.19%)安の2515円。一時、2485円まで売られ、昨年来安値を更新した。
ペッパーフードサービスは14日、米ニューヨークで11店舗まで増やしたステーキ店のうち、6割超に当たる7店を閉店すると発表した。残る4店については2店を傘下の別のステーキ店に業態転換する。
同社は2017年2月にニューヨークで「いきなり!ステーキ」の出店を始め、18年9月には日本の飲食チェーンでは初めて米ナスダック市場に株式を上場した。
同日発表した18年12月期連結決算は、最終損益が1億円の赤字(前の期は13億円の黒字)となった。米国子会社が業績不振により約25億円の損失を計上。店舗閉鎖などに伴い、12億円の減損損失や13億円の損失引当金が発生した。
売上高は前の期比75%増の635億円だった。
19年12月期の最終損益は34億円の黒字転換を見込んでいる。売上高予想は前期比47%増の935億円。
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