ジャムコ安い、ボーイング787工場でずさんな生産との報道
・日機装も下げる
・ボーイング、24日に1~3月期決算
22日後場の東京株式市場で航空機内装品メーカーのジャムコ<7408>などボーイング<BA>関連株が安い。中型旅客機「787」(ドリームライナー)の工場で、安全性を脅かす恐れのあるずさんな生産体制と脆弱な監視体制の下で操業が行われていたとの報道が材料になっている。
午後零時34分現在、前週末比44円(1.91%)安の2264円。
ジャムコはボーイング向けにラバトリーを独占供給している。ギャレーでも世界大手で、航空機シート等も生産する。
日機装<6376>は13円(0.95%)安の1360円。同社は787主翼前縁部の炭素繊維強化複合材(CFRP)部品を供給する。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は20日、数百通の内部電子メールや社内文書、十数人の現・元従業員への取材などを基に、787を生産する2工場の1つ、サウスカロライナ州ノースチャールストン工場に品質よりも生産スピードを重視する文化があったと伝えた。787の納入が大幅に遅れていた同工場では、生産を急ぐあまり、従業員による問題点の指摘を無視することがあったという。
同工場では一部の機体に不良部品が取り付けられ、金属片が機体内部に残されることもあり、飛行制御システムに指令を出す配線の上から鋭い金属片の束がぶら下がっているのを何度か見つけたとある技術者は語ったという。
一方、ボーイングは同紙が報じた内容は不正確だと反論している。
ボーイング決算
ボーイングは24日の取引開始前に2019年1~3月期決算を発表する。
この半年で2度の墜落事故を起こした新型旅客機「737MAX」の墜落事故による決算への影響を市場は注視している。
一方、737MAXの問題がありながらも、ボーイング株価は年初から17%上昇している。これはダウ工業株30種平均の13%やS&P500種指数の16%を上回る水準。
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