日本金銭機械など紙幣刷新関連株が高い 自販機やATM改修需要見込む
・500円硬貨もデザイン一新
・高見沢サイバネティックス、値上がり率首位
9日前場の東京株式市場で日本金銭機械<6418>など紙幣刷新に関連する銘柄が大幅高となっている。政府が1万円、5000円、1000円の3紙幣(日本銀行券)を全面的に刷新する方針を固めたことで、自動販売機や現金自動預払機(ATM)の改修への需要が増加するとの見方が広がった。
紙幣識別機や硬貨計数機等の貨幣処理機大手の日本金銭機械は買い気配で始まり、午前10時3分現在、前日比167円(14.75%)高の1299円で取引されている。
硬貨・紙幣処理機大手のグローリー<6457>は323円(12.04%)高の3005円、マースグループホールディングス<6419>は前日比50円(2.28%)高の2240円、2部上場でATMや現金処理など金融・流通端末に携わる富士通フロンテック<6945>は60円(5.66%)高の1121円で推移している。
上記の銘柄はいずれも年初来高値を更新した。
また、ジャスダック上場で駅の自動券売機を製造・販売する高見沢サイバネティックス<6424>は、値幅制限の上限(ストップ高)となる前日比300円(27.86%)高の1377円まで買われた。値上がり率は東証全市場を通じて1位。
24年度上期から流通
紙幣の刷新は2004年以来となる。新1万円札の肖像画には実業家の渋沢栄一、5000円札には津田塾大の創始者の津田梅子、1000円札には細菌学者の北里柴三郎を採用する。
新元号「令和」への改元機運を高めるとともに、最新の偽造防止技術を反映させる。24年度上期から流通させる方針だ。
また、500円硬貨についてもデザインを一新し偽造を防ぐための技術を施し、21年度上期をめどに発行する。
一方、2000円紙幣は現行のデザインを維持するという。
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