高見沢サイバネが大幅続伸、新紙幣発行を引き続き好感
・高見沢サイバネ、値上がり率3位
・新紙幣発行の経済効果は最大1.6兆円
10日前場の東京株式市場で、高見沢サイバネティックス<6424>など紙幣刷新に関連する銘柄が引き続き買われた。
ジャスダック上場で駅の自動券売機を製造・販売する高見沢サイバネティックス<6424>は、前日比273円(19.83%)高の1650円で前場を終えた。値上がり率は東証の全市場を通じて3位。一時、1660円まで上伸し、年初来高値を更新した。
高見沢サイバネは前日、値幅制限の上限(ストップ高)となる前日比300円(27.86%)高の1377円で取引を終えた。
ATM紙幣鑑別センサーのユビテック<6662>は22円(6.32%)高の370円。
1部上場で紙幣識別機や硬貨計数機等の貨幣処理機大手の日本金銭機械<6418>は29円(2.36%)高の1258円。
新紙幣発行による経済効果
新紙幣の発行に伴う自動販売機や現金自動預払機(ATM)の改修など、新紙幣発行に伴う直接的な経済効果を、民間調査会社は1.3兆~1.6兆円と見込んでいる。
一方、キャッシュレス決済の広がりにより、経済効果は従来の刷新に比べて限定的になるとの見方もある。政府はキャッシュレス決済の比率を現行の20%から2025年までに40%に高めることを目標にしている。また、銀行もコストを抑制するため、単独でのATM設置を減らしている。
政府は最新の偽造防止技術を反映させた新紙幣を24年度上期から流通させる方針。
また、500円硬貨についてもデザインを一新し偽造を防ぐための技術を施し、21年度上期をめどに発行する。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。