アンジェスが一時ストップ高、遺伝子治療薬承認で人気化
・厚労省専門家会議が遺伝子治療薬承認
・21日はストップ高比例配分
22日前場の東京株式市場でマザーズ上場のアンジェスが大幅続伸した。厚生労働省の専門家会議が20日、遺伝子治療薬「コラテジェン」を承認したことで人気に火が付いた。
前場終値は前日比137円(18.64%)高の872円。序盤にストップ高となる885円を付けている。値上がり率はマザーズで首位。
21日は値幅制限上限で気配値のまま張り付き、大引けにストップ高比例配分された。
厚労省の薬事・食品衛生審議会再生医療等製品・生物由来技術部会は20日、アンジェスが申請していたHGF(肝細胞増殖因子)遺伝子治療薬「コラテジェン」を5年の期限付きで承認した。血管再生薬として日本企業初の承認事例となる。
「コラテジェン」は、動脈硬化で血管がつまった足に、新たな血管を作る遺伝子を注射して治療する。薬価は5月にも決まる見通しだ。
アンジェスは大阪大学発の創薬ベンチャーで遺伝子治療薬の開発を手掛ける。2002年にマザーズに上場した。
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