ナノキャリアがストップ高、遺伝子治療薬の米学会発表で
・値上がり率でマザーズ首位
・窪田製薬なども高い
12日の東京株式市場でマザーズ上場の創薬ベンチャー、ナノキャリア<4571>がストップ高で引けた。ナノキャリアは午後1時過ぎに発表したリリースで、同社が国内開発権を導入した遺伝子治療薬について、導出元のイスラエル企業が米国の学会で発表を行うと明らかにした。
株価はリリースの発表後に急伸し、前日比80円(18.56%)高の値幅制限の上限(ストップ高)511円で引けた。値上がり率はマザーズ銘柄でトップ、東証全体でも4位だった。
ナノキャリアはイスラエル企業VBLから、がんを対象とした遺伝子治療薬「Ofranergene Obadenovec(VB-111)」を導入している。リリースによると、米国で開催される第50回婦人科腫瘍学会で、VBLは18日に「VB-111」に関する発表を行う。
ⅤBLは「VB-111」のプラチナ耐性卵巣がんにおける免疫治療効果の誘導について、病理組織学的所見を示すという。
現在、VBLが中心となり、卵巣がんを対象とした「VB-111」の第3相臨床試験を米国などで実施している。また、「VB-111」は再発悪性神経膠芽腫(rGBM)患者の生存期間を延ばすとして、欧米でオーファンドラッグの指定を受け、米国ではファーストトラックの指定も受けている。
窪田製薬ホールディングス<4596>やブライトパス・バイオ<4594>などのマザーズ上場の他の創薬ベンチャーも前日比2桁の値上がり率となった。
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