オンコリスが急反落、東証が信用取引の委託保証金率引き上げ
・委託保証金率70%以上に
・日証金も同様の措置
14日前場の東京株式市場でマザーズ上場のオンコリスバイオファーマ<4588>が急反落した。東証がオンコリス株の信用取引の委託保証金率を引き上げると発表したことが背景にある。
オンコリスの前場終値は前日比110円(2.58%)安の4155円。寄り付き直後に4410円の上場来高値を付けた。
東証は13日、オンコリス株の信用取引の委託保証金率を14日売買分から70%以上(うち現金40%以上)に引き上げると発表した。これまでは50%以上(同20%以上)だった。
同様に、日証金も14日以降、貸借取引自己取引分および非清算者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を現行の50%以上(同20%以上)から70%以上(同40%以上)に引き上げると発表した。
大手製薬治療剤との併用療法で治験
オンコリスバイオファーマは、腫瘍溶解ウイルス技術に特化したがん治療薬や重症感染症治療薬の開発に強みを持つ創薬ベンチャー。13日は16.53%高で引けていた。
オンコリスの浦田泰生社長はウェブサイトに掲載した同日付のコラムで、がん・重症感染症領域での医薬品候補「テロメライシン」のアメリカ癌学会(AACR)での発表に関する基礎的な報告6題のうち、3題について新たな臨床応用を示唆する知見が得られたと説明したことが買い材料だった。
同社は今月29日から米国で開催されるAACRで、米メルクのがん免疫治療剤「キイトルーダ」との併用療法に関する第1相臨床試験のデータを開示する見通し。
同社は2月に発表した2018年12月期の単独決算資料のなかで、テロメライシンについて「国内外の大手製薬会社との間でライセンス契約締結へ活動を強化している」と言及し、これ以降、投資家の関心を集めている。
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