ソフトバンクGが続伸、米ウィーワークが9月にも上場との報道
・ソフトバンク・ビジョン・ファンド通じて出資
・ウィーワークのIPO調達額、ウーバーに次ぐ規模か
24日前場の東京株式市場でソフトバンクグループ<9984>が続伸。グループ傘下「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が出資している米シェアオフィス「ウィーワーク」の運営会社が9月にも米株式市場に新規株式公開(IPO)を計画しているとの報道が背景にある。
午前10時28分現在、ソフトバンクグループは前日比105円(1.93%)高の5555円で推移している。一時、3.34%高の5632円まで買われた。
複数の米メディアが23日に伝えたところによると、ウィーワークを運営するウィーカンパニーのIPOでの資金調達額は数十億ドル規模になる見通し。今年のIPOとしてはライドシェア最大手のウーバー・テクノロジーズの約81億ドルに次ぐ規模が想定されている。
1月の資金調達ラウンドでのウィーカンパニーの企業価値はおよそ470億ドル。当初、IPOは年内か来年初めになるとみられていた。
同社は米証券取引委員会(SEC)に4月に提出した上場の準備書類を早ければ8月に公開する可能性がある。
CEO、7億ドルの保有株手放す
ウィーカンパニーの最大株主はアダム・ニューマン最高経営責任者(CEO)。米メディアは先週、ニューマン氏が過去数年に保有株7億ドルを手放していたと報じた。未上場企業の幹部によるIPO前の売却額としては最大規模とみられるという。
現時点におけるニューマン氏の持ち分は明らかにされていない。
ウィーカンパニーにはソフトバンク・ビジョン・ファンドが累計で100億ドル以上を出資している。
デットファイナンス
IPOとは別に、ウィーカンパニーは社債発行を通じて今後数カ月の間に30億~40億ドルの調達を検討していると伝えられている。
今後数年で100億ドル規模の社債発行による資金調達を狙っており、社債発行による調達額がIPOでの調達額を上回る可能性もあるという。
同社は赤字が続いており、利益を生み出せるまでの成長資金を確保することが狙い。
ニューヨークに拠点を置くウィーカンパニーは2010年に設立された。これまでに世界各国に進出しており、日本では現在、東京で17のシェアオフィスを展開。ほかに5つの地方都市で事業を行っている。
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