ソフトバンクGが反落、スプリント・Tモバイル合併阻止提訴で
・合併が消費者の不利益につながると指摘
・株価一時3.4%安
12日の東京株式市場でソフトバンクグループ<9984>が反落した。傘下の米携帯電話会社スプリント<S>と同業のTモバイルUS<TMUS>の合併計画を巡り、競争が低下するとして米ニューヨーク州など10の自治体が差し止めを求めて裁判所に集団提訴したことが背景にある。
裁判が長引けば、ソフトバンクグループの投資戦略に影響が及ぶおそれがある。
終値は前日比245円(2.40%)安の9960円。一時、前日比349円(3.42%)安の9856円まで下落した。
カリフォルニア州やコロンビア特別区(ワシントン)なども含むこれらの自治体は11日、スプリントとTモバイルによる265億ドル規模の合併が通信料金の引き上げなど消費者の不利益につながると指摘した。
3社体制の是非
米携帯通信4位のスプリントと3位のTモバイルの合併が実現すれば、大手の通信業者は4社から3社に減少する。
業界最大手はベライゾン・コミュニケーションズでAT&Tがこれに続く。2社の合併が実現すれば業界3番手に位置することになる。
スプリントとTモバイルの合併に関しては米司法省が近く最終決定を下す見通し。両社は既に米連邦通信委員会(FCC)のパイ委員長の支持を得ている。
11日の米株式市場でスプリントは前日比5.87%安で引けた。Tモバイルも1.58%下げた。
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