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ホシザキ、決算発表を延期、子会社の不適切取引が継続

・過去の調査結果を再確認へ
・値下がり率、1部上場銘柄で5位

Source: Bloomberg

業務用厨房機器メーカーのホシザキ<6465>が、13日に予定していた2018年12月期の決算発表を延期すると当日の午後1時30分に発表した。子会社による不適切取引が10~12月期にも継続していたことが判明。過去の調査結果を再確認する必要があり、決算確定まで時間がかかる見込みになったことを理由に挙げた。

同社はこの問題で昨年12月に同期第3四半期報告書を提出期限までに提出できず、東証と名証から注意喚起のため監理銘柄(確認中)に指定された。その後、報告書を提出し、措置を解除されていた。

決算発表の延期がもたらす問題を懸念し、株価は急落。前場は小高く推移していたが、決算発表の延期が伝えられると急激に値を下げた。

終値は前日比930円(11.71%)安の7010円。値下がり率は東証1部上場銘柄としては5位。

同社は調査に向けた第三者委員会の設置を検討しているという。新たな発表日は決定次第速やかに知らせるとした。

一時管理銘柄に

ホシザキは昨年10月30日に販売子会社のホシザキ東海で工事の架空発注などの疑いがあると公表。調査のため、報告書の提出期限を1カ月延期して12月14日としていた。

しかし、監査法人のトーマツによる調査過程で、ホシザキ本社社員がホシザキ東海関係者に回答法を教唆したことが発覚し、追加調査のため提出期限を12月27日に再延期していた。

東証と名証はこの四半期報告書の提出再延期を受け、ホシザキ株を監理銘柄に指定していた。


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