ホシザキが急落、米子会社監査で通報
・18年12月期決算開示が一段と送れる可能性
・株価は一時12%安
11日の東京株式市場で業務用厨房機器大手のホシザキ<6465>が急落した。米子会社で会計監査手続きの過程で監査法人に通報があり、同子会社の決算手続きが完了していないと表明。延期している2018年12月期決算の開示が一段と送れる可能性が懸念された。
終値は前週末比720円(9.5%)安の6860円。値下がり率は東証1部銘柄で2位。
ホシザキは8日の取引終了後、「定時株主総会と継続会の開催に関するお知らせ」のなかで、米製造販売子会社ホシザキアメリカで、監査手続きの過程で監査法人に通報があったと明らかにした。通報者保護を理由に、具体的な内容は開示していない。現在、現地の法律事務所に調査を依頼しているという。
株価は前場で前週末比900円(11.9%)安の6680円まで下落。2月13日に付けた直近の安値6800円を下回り、昨年12月28日以来の安値を付けた。
ホシザキは国内販売子会社のホシザキ東海で不適切取引が発覚し、2018年12月期決算の開示を延期している。米子会社での問題により、決算の発表が一段と遅れる可能性がある。
ホシザキは同時に、定時株主総会を27日に開くと発表した。同総会での決算報告は断念し、承認が得られれば、報告のための継続会
を後日開く。
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