スルガ銀が急反発、証券大手が投資判断引き上げ
・JPモルガンが投資判断「オーバーウェート」に
・目標株価690円で継続
15日前場の東京株式市場でスルガ銀行<8358>が急反発。証券大手が投資判断を引き上げたことが買い材料になった。
前場終値は前日比67円(14.89%)高の517円。
JPモルガン証券は、スルガ銀の投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェート」に引き上げた。先行きのダウンサイドリスクが限られてきたことを判断材料に挙げた。目標株価は690円で継続している。
JPモルガンは、ダウンサイドリスクの後退の1つに2018年10~12月期におけるスルガ銀からの預金流出の落ち着きを指摘した。
同行が14日発表した2018年4~12月期決算で、10~12月期の減少額は1872億円だった。依然として深刻な水準ではあるものの、不適切融資問題を機に預金の流出が進んでいた同年7~9月期の4556億円減に比べ、半分以下にとどまった。
加えてJPモルガンは、スルガ銀の業務停止命令の期限である4月12日に向けて、他社との資本提携を含めた新たな展開が想定されるとの見方を示した。
スルガ銀による不正融資が明らかになったことで金融庁は昨年10月、同行に対し、10月12日から4月12日までの6カ月間、投資用不動産向け融資と自宅部分が建物の50%を下回る住宅ローンの新規取り扱いを停止するよう命じていた。
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