レオパレスが大幅続落、昨年来安値更新 法人顧客離れを懸念
・法令順守の観点から法人顧客に利用控える動き
・株価、6営業日の続落
18日前場の東京株式市場でレオパレス21が大幅に続落し、昨年来安値を更新した。同社からの法人顧客離れが指摘されるなか、この日も売り物に押される展開となった。
前場終値は前週末比16円(7.14%)安の208円。一時、199円まで下げ、昨年来安値を更新した。
出来高は現時点で3800万株を超えており、東証全体で2位となっている。
今月7日に新たな施工不良が発覚した後、株価は6営業日続落している。
国内メディアは週末、レオパレスのアパート物件を社宅に利用している企業が、法令順守の観点から今後は同社の物件を使用しない方針を打ち出し始めていると報じた。
レオパレスは法人契約の割合が高い。同社の発表資料によると、2018年4~6月期の法人契約の割合は57.7%と半数を超える。これに対し、個人契約は33.6%だ。
レオパレスは892億円(18年12月末)の現預金を保有しており、経営にただちに深刻な影響が及ぶことはないとみられるが、こうした動きによる業績の下押しを市場は懸念している。
同社は7日、壁や天井などに建築基準法違反等の疑いがある施工不良のアパート物件が最大1324棟見つかったと発表。19年3月期業績予想を下方修正し、連結最終損益が380億~400億円の赤字になるとの見通しを示した。
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