レオパレスが大幅安 設計書類の誤表記見抜けずとの報道
・社内チェック機能に問題
・出来高は東証1部で5位
7日後場の東京株式市場でレオパレス21<8848>大幅に下げている。同社が建設したアパートの施工不良問題で、設計書類の誤表記があったものの社内チェック機能が働かずに下請け業者に工事を任せたことが明らかになったと報じられた。
午後零時35分現在、前日比8円(3.17%)安の244円で取引されている。
出来高は現時点で1180万株超で、東証1部で5位。
共同通信は6日夜、施工不良問題で、天井の設計書類の一部に誤りがあったにもかかわらず、社内チェック機能が働かずに下請け業者に工事を任せたことが明らかになったと伝えた。
天井の設計書類は主に「準耐火構造リスト」「矩計図」「仕上表」の3つがある。報道によるとち「準耐火構造リスト」には建築基準法の規定に基づき「強化石膏ボード」と「ロックウール吸音板」の2つの部材を用いると正しく表記されていたが、「矩計図に」はロックウール吸音板ではなく、材質が似ているが別物の「化粧石膏ボード」と誤った表記があった。また「仕上表」にも誤表記があった。
同社のアパート施工不良問題では現在、物件所在地の自治体が基準適合状況を調査している。この結果、改修の対象が大幅に増える可能性が高い。
日本経済新聞7日付で、施工不良数がどこまで増えるか不明であり、今後の業績に与える打撃はまだ読めないと報じた。
調査委、18日にも中間報告
外部調査委員会が現在、施工不良の原因究明を進めている。18日にも国土交通省に中間報告を提出する。経営陣の責任なども含めた最終報告書もまとめる予定。
石井啓一国土交通相は5日、レオパレスに対し、建築基準法違反が確認された全棟の改修を今夏までに終えるよう指示した。
レオパレスは6月までに全物件を調査し、10月までに補修工事を完了させる計画を示していたが、国交相は前倒しを求めた。
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