楽天株が急反落、米リフトの大幅下落で ウーバーの上場申請近づく
・リフトが上場来安値
・楽天の評価益減少を懸念
11日前場の東京株式市場で楽天グループ<4755>が急反落。10日の米国市場で米配車サービスのリフト<LYFT>が大幅に下げ、筆頭株主である楽天の保有株の評価益が減少するとの見方が広がった。
楽天の前場終値は前日比55円(4.89%)安の1069円。10日は1175円まで買われ、年初来高値を更新していた。
リフトは7.32ドル(10.85%)安の60.12ドルで引けた。公開価格の72ドルを16.5%割り込んでおり、10日は上場来安値を更新した。
ウーバーの上場申請
同業最大手のウーバー・テクノロジーズが11日にも新規株式公開(IPO)を申請する可能性があるとの報道を受け、業界2位のリフト株の需要に打撃が及ぶ可能性があるとの見方が広がった。
リフト株が3月29日の上場後に低迷していることで、ウーバーは時価総額目標を慎重に見積もっている。米紙が伝えたところによると、ウーバーは1株当たり価格見通しを48~55ドルと転換社債保有者に提示。時価総額では900億~1000億ドルになる。
ウーバーはIPOで約100億ドルの調達を目指しており、これが実現すれば米国で今年最大のIPOになる。リフトの調達額は23億4000万ドルだった。
リフトの上場に伴い保有株の評価額を見直していた楽天は1日、2019年1~3月期に約1100億円の有価証券評価益を計上すると発表していた。
楽天はリフト株13%を保有している。一方、ウーバーの筆頭株主は18年1月に発行済み株式の15%を取得したソフトバンクグループ<9984>。
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