メディシノバが続伸 薬剤の米国特許承認を発表
・神経膠芽腫治療で特許
・37年12月までカバー
24日前場の東京株式市場でジャスダックに上場する創薬ベンチャーのメディシノバ<4875>が4日続伸。寄り付き前、悪性脳腫瘍である神経膠芽腫(グリオブラストーマ)の治療に対して、同社の薬剤「MN-166(イブジラスト)」の出願中の特許に対し、米国特許商標庁から承認の通知があったと発表した。
午前11時8分現在、前日比15円(1.27%)高の1193円で取引されている。一時、43円(3.65%)高の1221円を付けた。
同社が24日8時に発表したリリースによると、 この特許はグリオブラストーマまたは再発性グリオブラストーマの治療に併用療法の一部としてMN-166を用いる治療方法を対象にしたもの。少なくとも2037年12月までカバーするという。
一方、開発中のMN-166は進行型多発性硬化症(進行型MS)も疾患領域としている。
メディシノバは2日、MN-166の進行型MSを適応とする第2b相臨床試験のサブグループ解析の結果、MN-166の治療が一定期間持続する身体障害進行リスクを減少させる効果は、再発を伴わない2次性進行型MSのサブグループにおいて最も強い傾向がみられたと発表。この治療薬領域に大きな市場機会があるとみているとの見解を示していた。
メディシノバは米カリフォルニア州に本社を置く。2005年2月に大証ヘラクレス(現・東証ジャスダック)に上場。米ナスダックにも上場する。
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