メディシノバ、上場廃止の可能性を決算短信に記載 株はストップ安
・上場廃止に係る猶予期間入りへ
・株価値下がり率16%、ジャスダックで首位
14日前場の東京株式市場でジャスダックに上場する創薬ベンチャーのメディシノバ<4875>がストップ安となった。14日発表した2018年12月期決算短信に「上場廃止となる可能性がある」と記載したことが材料視されている。
値幅制限下限である前日比150円(16.56%)安の756円で前場を終えた。値下がり率はジャスダックでトップ。
メディシノバが発表した18年12月期決算は、営業利益と営業活動によるキャッシュ・フローがいずれもマイナスだった。
4期連続で営業利益と営業キャッシュ・フローがマイナスとなり、ジャスダック市場の上場廃止に係る猶予期間に入る見込みとなった。
これにより、次期(19年12月期)の猶予期間における営業利益と営業キャッシュ・フローがいずれもマイナスである場合、同社株はジャスダック市場の上場廃止基準に抵触し、上場廃止となる。
メディシノバは米カリフォルニア州に本社を置く。2005年2月に大証ヘラクレス(現・東証ジャスダック)に上場。米ナスダックにも上場する。
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