メディシノバが大幅反発、役員の受託者義務違反の可能性否定
・調査に関する通知受領せず
・株価が一時10%超上昇
21日後場の株式市場でジャスダックに上場する創薬ベンチャーのメディシノバ<4875>が大幅に反発している。同社役員による受託者義務違反の可能性を調査すると米法律事務所が公表したことについて、通知や連絡を受領した事実はないと発表したことが材料になっているもよう。
午後2時32分現在、前日比75円(6.52%)高の1225円で取引されている。前場で一時、1268円(10.26%高)まで上昇した。
メディシノバは21日の寄り付き前にウェブサイトに掲載した発表文で、同社の役員および取締役による受託者義務違反の可能性について調査を進める、またその調査への賛同者を募ると米法律事務所が公表しており、関連記事や掲示板への書き込みがインターネットで見受けられるとした。
同社はこれについて、公式な通知や連絡を受領した事実はないとし、役員および取締役が受託者義務の違反を問われるようなことは何一つとして存在しないものと考えていると表明した。
20日の米国株市場でメディシノバ<MNOV>の預託証券(ADR)は急落した。終値は前週末比2.08ドル(16.39%)安の10.61ドル。
メディシノバは米カリフォルニア州に本社を置く。2005年2月に大証ヘラクレス(現・東証ジャスダック)に上場。米ナスダックにも上場する。
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