レオパレスが急反落、国交相が今夏までの全棟改修指示
・国交相、計画前倒しを求める
・株価が一時10%超下落
5日前場の東京株式市場でレオパレス21<8848>が急反落。石井啓一国土交通相がレオパレスに対し、建築基準法違反が確認された全棟の改修を今夏までに終えるよう指示したことを明らかにしたと伝えられ、売りが優勢となった。
前場終値は前日比21円(7.72%)安の251円。
朝方は前日終値付近で推移していたが、国内メディアが午前10時半前に一報を出すと前日比28円(10.3%)安の244円まで下落した。
レオパレスは6月までに全物件を調査し、10月までに補修工事を完了させる計画を示しているが、国交相は前倒しを求めた。国交省によると、建築基準法違反が確認されたのは1月末時点で1895棟。レオパレスは2月7日、新たに1324棟で施工不良が見つかったと公表した。
現在、所在地の自治体が基準適合状況を調査している。この結果、改修の対象が大幅に増える可能性が高い。
同社株は2月18日に201円の昨年来安値を付けた後、買い戻されていた。
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