任天堂とソニーが大幅安、グーグルがクラウド経由でゲーム提供へ
・スマホなどでプレーが可能
・北米などで年内に開始へ
20日前場の東京株式市場で任天堂<7974>とソニーグループ<6758>が大きく下げている。グーグル<GOOG>がクラウド経由でゲームを提供すると発表し、設置型ゲーム機の両社の脅威になる可能性があるとの見方が売り材料になっている。
午前11時4分現在、任天堂は前日比980円(3.11%)安の3万510円、ソニーは172円(3.36%)安の4952円で取引されている。どちらも一時、4%超売られる場面があった。
グーグルは米国でのゲーム開発者向けイベントで、新ゲーム事業「スタディア(STADIA)」を発表した。
ゲームの複雑な画像処理をデータセンター内の高性能サーバーで行うため、スタディアのストリーミング・プラットフォームでは、高度な演算処理能力を持つゲーム機やパソコンを保有しないユーザーも、スマホやテレビ、通常のパソコンなどでネット経由でゲームを楽しめるという。
グーグルはまた、ユーチューブなど自社の他サービスとゲームを融合させて、競合会社との差別化を図る意向だ。
グーグルは年内に北米と欧州でストリーミング配信を開始する予定という。
自社株買い終了
任天堂、ソニーとも2月中旬から実施していた自社株買いが終了したことも売り材料となった。
また任天堂はモルガン・スタンレーMUFJ証券が19日、目標株価を従来の4万6000円から3万9000円に引き下げたことも材料になった。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。