27日午前の東京株式市場で石油関連株が大幅続伸している。26日の米国市場で株価の大幅高を受けて原油も急反発したことで、買いが膨らんだ。
午前10時5分現在、業種別値上がり率で石油はトップとなっている。
出光興産は前日比330円（9.92％）高の3655円、昭和シェル石油は前日比117円（8.13％）高の1556円、コスモエネルギーホールディングスは前日比157円（7.42％）高の2273円で推移。
26日のニューヨーク原油市場で指標のWTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）原油先物は、中心限月2月限が前営業日比3.69ドル（8.7％）高の1バレル＝46.22ドルで取引を終えた。過去2年余りで最大の伸びだった。
24日は中心限月としては2017年6月21日以来、1年半ぶりの安値を付けていた。
米株式相場の大幅高を受け、リスク資産である原油先物も買われる展開だった。
さらには、ロシアが原油相場の下支えのため石油輸出国機構（OPEC）と必要に応じて協力する意向だと示唆したことも買い材料だった。
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