ピジョンが大幅安、中国事業売上高が計画未達
・19年1月期営業利益は過去最高
・国内ベビー用品好調
5日前場の東京株式市場でピジョン<7956>が大きく下げている。2019年1月期の連結決算で中国事業の売上高が計画に達しなかったことが売り材料になっている。
午前10時48分現在、前日比380円(8.03%)安の4350円で取引されている。寄り付き直後に445円(9.4%)安の4285円まで下落し、約1カ月ぶりの安い水準を付けた。
ピジョンが4日引け後に発表した19年1月期の連結決算は、営業利益が前の期比1%増の196億円と過去最高だった。売上高は2%増の1047億円。インバウンド観光客がけん引する形で国内のベビー用品事業売上高が5%伸びた。
一方、中国事業の売上高は4%増の355億円で、同社の計画(12%増の387億円)に到達しなかった。主要な電子商取引(EC)業者から値下げを求められたという。
19年1月期の中国事業売上高が全体に占める割合は33.1%で、国内ベビー用品事業と同水準。一方、利益割合は中国が52.3%で、国内ベビー用品の26.6%を大きく凌ぐ。
ピジョンは決算期を1月から12月に変更する。11カ月の変則決算となる19年12月期の売上高は1062億円、純利益は143億円を見込んでいる。19年2月から20年1月までの12カ月ベース(参考値)では、売上高は前期比5%増の1100億円、純利益は2%増の145億円を見込む。
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