三井不動産株が高い、買い戻し需要
・信用売り残が増加
・住友不は一時3年7カ月ぶり高値
13日前場の東京株式市場で三井不動産<8801>や住友不動産<8830>が高い。いずれも信用取り組みが売り長となるなか、買い戻し需要に支えられている。
三井不動産は3日続伸した。前場終値は前日比32円(1.17%)高の2761.5円。
一時、18年12月3日以来の高値となる2795円(2.4%)まで上昇した。
住友不動産も3日続伸。前場終値は2円(0.04%)高の4451円。
一時、前日比61円(1.37%)高の4510円まで上昇。2015年8月以来、3年7カ月ぶりの高値を付けた。
これらの銘柄は株価が上昇基調にあるなか、信用取引の売り残が増えている。
三井不動産は先月後半から売り残が増え、信用倍率は低下傾向にある。また、住友不動産の信用倍率も今月に入り下がっている。
オフィス需給
さらに、オフィスの需給が一段と引き締まっていることも、これらの不動産株の買い材料になっている。
オフィスビル仲介の三鬼商事が今月7日発表した東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の2月の空室率は1.78%と7カ月連続で下がった。月次データの残る2002年1月以来の最低を更新した。
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