レオパレスが連日のストップ安、取引再度成立せず
・終値は80円(19.28%)安の335円
・4~12月連結最終損益は439億円の赤字
12日の東京株式市場で、レオパレス21<8848>が大幅続落。8日の取引終了後に発表した2018年4~12月連結決算は最終損益が439億円の赤字(前年同期は128億円の黒字)に転落。これを受け、連日で売りが殺到した。
この日も取引時間中に商いは成立せず、前週末比80円(19.28%)安の335円のストップ安比例配分となった。
これに先立つ7日、同社は壁や天井などに建築基準法違反等の疑いがある施工不良のアパート物件が最大1324棟見つかったと発表。19年3月期業績予想を下方修正し、連結最終損益が380億~400億円の赤字になるとの見通しを示した。
補修工事などにかかる特別損失は累計430億円に拡大した。
レオパレスは天井の耐火性能が不足している物件の入居者7782人に、危険性が高いとして8日から電話で転居要請を始めた。
さらに遮音性が基準に達しない恐れがある物件の入居者などにも同様の手続きを進める方針で、最大1万4400人の入居者に住み替えを要請する可能性がある。引っ越しにかかる費用や敷金、礼金などを全額負担する。
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