サンバイオが続落、東証が日々公表銘柄に指定
・一時6.95%安
・売買代金マザーズ首位
22日前場の東京株式市場でマザーズに上場する創薬ベンチャーのサンバイオ<4592>が続落している。東証が19日、サンバイオについて22日から信用取引の日々公表銘柄に指定すると発表したことが背景にある。
午前10時4分現在、前週末比100円(2.28%)安の4290円。寄り付き直後に6.95%安の4085円まで売られた。
売買代金は現時点で70億4474万8500円。マザーズで首位に立っている。
サンバイオは17日朝、開発中の再生細胞薬「SB623」について、外傷性脳損傷(TBI)の患者を対象とした臨床試験で好結果が得られたと米学会で発表したことを明らかにした。これを手掛かりに、株価は2日連続でストップ高となった。
19日は利益確定の売りに押され、前日比6.79%安で取引を終えている。
日々公表銘柄の指定は、信用取引残高の公表を日々行うことにより、投資家に信用取引の利用に関して注意を促すためのもの。これによる信用取引の規制強化を嫌気する向きが売りを出したとみられる。
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