サンバイオに利益確定売り 売買代金膨らむ
・売買代金マザーズ首位
・一時12%下落
19日の東京株式市場でマザーズに上場する創薬ベンチャーのサンバイオ<4592>が急反落した。2日間連続でストップ高となった後、利益確定の動きが優勢となった。
終値は前日比320円(6.79%)安の4390円。前場で小高くなる場面があったが、ほぼ終日マイナス圏での取引となった。
売買代金は570億円を超え、マザーズで首位となった。東証全体でも3位につけている。
サンバイオは17日朝、開発中の再生細胞薬「SB623」について、外傷性脳損傷(TBI)の患者を対象とした臨床試験で好結果が得られたと米学会で発表したと明らかにし、これを手掛かりに、2日間連続でストップ高となった。
この日は売買が交錯。これまでの上昇の利益を確定するべく、売りが優勢となるなか、後場で一時、前日比570円(12.1%)安の4140円まで下落した。しかし、終盤にかけて下値を切り上げ、底堅さもみせた。
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