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サンバイオが続落、SMBC日興証券が目標株価下げ

・株価は踊り場続くとの見方
・投資判断は中立を継続

Source: Bloomberg

12日後場の東京株式市場でマザーズに上場する創薬ベンチャー、サンバイオ<4592>が続落している。SMBC日興証券が11日にサンバイオの目標株価を引き下げたことなどが売り材料になった。

午後1時41分現在、前日比65円(1.86%)安の3430円で推移している。一時、3405円(2.58%安)まで値を下げた。

サンバイオは1月29日、開発中の再生細胞薬「SB623」について、慢性期脳梗塞を対象とした米国での第2b相臨床試験で主要評価項目を達成できなかったとする解析速報を発表。一方、同疾患を対象とした開発の継続を表明している。

SMBC日興証券はサンバイオの目標株価を8800円から4100円に引き下げ、サンバイオが慢性期脳梗塞を対象とした第2b相臨床試験の詳細な解析結果や今後の開発スケジュールを発表するまでは動きをとりづらい状態が継続し、株価は踊り場が続くとの見方を示した。

一方、投資判断は「2(中立)」を継続した。

「SB623」のもう1つの疾患領域である外傷性脳損傷(TBI)を対象とした日米グローバルの第2相臨床試験は、2018年11月に主要評価項目を達成している。サンバイオは20年1月期(19年2月~20年1月)中にTBIを対象とした再生医療等製品としての製造販売の承認申請を行うことを目指している。

慢性期脳梗塞を対象とした第2b相臨床試験での主要評価項目の未達成を発表した後、株価は2月5日に2401円の年初来安値を付けた。その後値ごろ感から反発し、TBI患者を対象に実施した新薬の臨床試験の結果が良好だったと米学会で発表した直後の4月19日に4780円の直近の高値を付けている。

サンバイオは東京に本社、米カリフォルニア州マウンテンビューに支社を置く。


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