そーせいが一時ストップ高、米ジェネンテックと提携で一時金など28億円
・共同研究・ライセンスに関する提携で契約
・他の創薬ベンチャー株価も追随
16日の東京株式市場でマザーズ上場の創薬ベンチャー、そーせいグループ<4565>が値幅制限の上限まで上昇。同社は10時に米ジェネンテックと複数ターゲットを対象にした共同研究およびライセンスに関する提携契約を締結したと発表した。
午前10時44分現在、そーせいは前日比401円(17.64%)高の2674円で取引されている。一時、前日比500円の値幅制限の上限(ストップ高)の2773円まで買われ、年初来高値を更新した。
出来高は現時点で822万7100株まで膨らんでいる。マザーズ上場銘柄ではトップ。
そーせいが発表したリリースによると、今回の提携によりジェネンテックが選定したGタンパク質共役受容体ターゲットに作用する新規医薬品の開発を目指す。
この提携により、そーせいは契約一時金と初期マイルストーン合計で2600万ドル(約28億2000万円)を受領する。さらに、あらかじめ定められた開発および販売の目標の達成に応じ、総額10億円万を超えるマイルストーンや、提携から生み出された製品が上市された場合の販売高に応じたロイヤルティを受領する権利を持つ。
ジェネンテックはスイスのロシュグループに属する大手バイオベンチャー。
その他の創薬ベンチャーもそーせいに歩調を合わせて上昇。前日比マイナスで始まったサンバイオ<4592>は一時プラス圏に転じた。現在は35円(1.02%)安の3380円で推移している。
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