そーせいが小幅高、安値から戻す 導出薬が欧州で医薬品販売承認申請
・250万ドルの一時金受領へ
・利益確定売りで一時4.24%安
24日の株式市場でマザーズに上場する創薬ベンチャーのそーせいグループ<4565>が安値から切り返し、小幅高で前引けた。この日の朝方、提携先であるスイスの製薬大手ノバルティスが新規ぜんそく治療配合吸入剤として開発中の「QVM149」について、医薬品販売承認(MAA)を欧州医薬品庁(EMA)に申請したと発表した。
そーせいはこれに伴い、ノバルティスから250万ドルのマイルストン(一時金)を受領することになる。ノバルティスのMAA申請は当初、2019年第4四半期を予定していたが、前倒しされた。
この発表を受け、株価は寄り付き直後に前日比3.24%高の2070円まで買われた。
しかし、18年の高値(3195円)から安値(748円)の50%戻しである1971円に近づくなか、利益確定の売りに押されて上げ幅を縮小。前場中盤に前日終値を割り込み、一時、4.24%安の1920円を付けた。
その後、安値を拾う動きがみられ、2円(0.1%)高の2007円で前場を終了した。出来高は722万4100株まで膨らみ新興市場全体ででトップ。
QVM149は、そーせいが開発した成分をノバルティスに導出し、ノバルティスが開発を進めているぜんそくの治療薬。
そーせいは今週、好材料が続き株価が上昇していた。22日は米資産運用会社の保有比率上昇を材料に前日比7.85%高となり、23日はQVM149の第2相臨床試験での結果が良好との発表で一時2149円まで買われて年初来高値を更新。12.2%高で取引を終えていた。
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