ルネサスが急反発、米SOX指数続伸を好感
・株価、一時9%高
・TIの7~9月期業績見通しが予想上回る
24日の東京株式市場でルネサスエレクトロニクス<6723>が大幅に反発した。米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)が23日に発表した2019年7~9月期の業績見通しが予想を上回り、半導体需要の回復の可能性を示したことや、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸したことが好感された。
ルネサスの終値は前日比43円(7.14%)高の645円。値上がり率で東証1部銘柄で2位となった。一時、8.97%高の656円まで買われた。
出来高も2774万800株まで膨らんだ。東証1部では3位。
5月14日に発表した19年1~3月期連結営業損益が米中貿易摩擦などの影響で12億円の赤字となり、株価は5月29日にかけて450円まで下落した。この日の上昇で、4月19日に付けた直近の高値646円を上回った。
これより前に付けた高値は3月4日の719円。年初来高値は2月13日の750円。
SMBC日興証券は19日、ルネサスの投資判断を「2」(中立)で据え置く一方、目標株価を570円から640円に引き上げていたが、終値ベースでこの目標を上回った。
SOX指数、最高値視野に
TIが23日発表した2019年7~9月期の売上高と利益の見通しは市場予想を上回った。半導体市況はこれまで想定されていたほどには悪化しないとの見方が広がるなか、同社株は時間外取引を7.02%高で終了している。
一方、TIが同日発表した4~6月期決算は前年同期比で減収減益。ただ、売上高と利益ともに市場予想は上回った。
SOX指数は続伸し、1.23%高の1573.27で終了。4月に付けた最高値の1589が視野に入った。
ルネサスエレクトロニクス株価 日足 (出所: IG証券)
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