スルガ銀が急反発、ノジマなどと交渉との報道 「かぼちゃの馬車」融資問題で信用棄損
・値上がり率東証1部首位
・ノジマがスルガ銀株5%取得
10日前場の東京株式市場でスルガ銀行<8358>が急反発。同行が家電量販店大手ノジマ<7419>など4陣営と支援交渉に入ったとの報道を受け、再建本格化に向けた期待感から買いが優勢になっている。スルガ銀は女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」のオーナー向け融資での審査書類の改ざんを巡り業務停止命令を受けており、経営立て直しが急務だった。
午前10時30分時点の株価は前日比78(+15.09%)高の595円。一時601円まで買われ、年初来高値を更新した。値上がり率は東証1部で首位となっている。
10日付の日本経済新聞によると、同行はノジマのほかに、りそなホールディングス<8308>、SBIホールディングス<8473>、新生銀行<8303>と支援交渉に入った。
同紙が関係者の話として伝えたところでは、ノジマはスルガ銀株の4.98%を市場で取得しており、SBIHDも出資を視野に入れている。また、りそなHDとは業務提携を軸に交渉しており、新生銀とも交渉中という。
スルガ銀が金融庁から受けた業務停止命令の期間は12日に終了する。
この間、「かぼちゃの馬車」を巡る融資問題が発覚する前に比べて株価が一時5分の1程になるむなど体力を大きく落としており、本格再開に向けて信用と業務の両面で支援を必要としていた。
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