デサント株反落、伊藤忠が敵対的TOBで和解案との報道
・伊藤忠側の取締役の数減らす提案
・伊藤忠株、小安く推移
19日朝方の東京株式市場でデサント<8114>が反落。伊藤忠商事<8001>が実施しているTOB(株式公開買い付け)に反対を表明しているデサントに、伊藤忠側が和解案を提示したと報じられた。
午前9時33分現在、デサントは前日比52円(2.06%)安の2477円で推移している。
伊藤忠商事<8001>は6日ぶりに反落。11円(0.54%)安の2008.5円で取引されている。
19日付の日経ビジネス(電子版)によると、伊藤忠は同社が出す取締役の数を減らす提案をしているという。
伊藤忠はTOB発表時、デサント取締役会を6人で構成し、伊藤忠、デサント、および社外取締役がそれぞれ2人ずつにするよう求めていた。これを伊藤忠が出す2人を1人に減らし、2人の社外取締役の指名権は伊藤忠が出す案を提示している。
一方、伊藤忠の提案では、5人の取締役の指名権の過半を伊藤忠側が持つことになる。
伊藤忠は1月31日、TOBでデサント株を現在の3割から4割まで買い増すと発表しており、現在TOBを実施中。これに対しデサントは2月7日、TOBへの反対を表明していた。
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