伊藤忠がデサントにTOB、経営方針巡る対立伝えられるなか
・伊藤忠の出資比率4割に
・デサント株、買い気配で始まる
伊藤忠商事が31日、スポーツ用品大手デサントの株式を子会社を通じてTOB(株式公開買い付け)で買い増すと発表した。
伊藤忠はデサントの筆頭株主で株式を約3割保有している。
TOB価格は1株2800円、期間は1月31日から3月14日まで。TOB後、出資比率は4割になる見通し。
31日の東京株式市場でデサントは買い気配で始まった。東京証券取引所は、TOB報道の真偽を確認するため、デサントの売買を午前8時20分から45分まで一時停止していた。
午前9時44分現在、伊藤忠は前日比13.5円(0.68%)高の1992.5円で推移している。
これに先立ち、国内週刊誌などがデサントと伊藤忠が経営方針を巡り対立していると伝えていた。
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