JDIが大幅高、米アップルが100億円出資を検討
・アップル、中国ハーベストを通じた出資模索
・JDIの出来高、東証1部で首位
27日の東京株式市場でジャパンディスプレイ(JDI)<6740>が大幅高。経営再建中の同社に米アップルがJDIに対し、1億ドル(約107億円)を出資する方向であることが伝えられた。
終値は前日比11円(18.33%)高の71円。値上がり率は東証1部で2位だった。
また、出来高が1億4525万4300株と大きく膨らんだ。東証1部でトップ。
JDIに最大800億円の資金支援を表明していた台中3社連合から台湾2社が離脱したことでJDIの再建が危ぶまれていたが、JDIはアップルから出資を受けることで経営の安定化を図る意向。
JDIは5月、アップルからの約1000億円の借り入れについて、四半期ごとの返済額を半額に減らして返済期間を延ばすことで合意している。アップルは、さらなる支援に踏み込むことになる。
アップルは当初、台中3社連合の一角であった台湾の電子部品大手TPKホールディングを通じた出資を模索していたものの、TPKの離脱に伴い、中国ファンドのハーベストグループを通じて出資する方向という。
ハーベストは最大640億円の出資を27日までに決定する。
香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントもJDIに約160億円を出す予定。ハーベスト、オアシスともに出資の実行に必要な内部機関決定を27日までに行う予定という。
JDIはアップルのスマートフォン「iPhone」向けに液晶パネルを供給している。2019年3月期は、売上高全体の約60%がアップル向けだった。
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