JDIが反発、800億円調達にメド 中国ファンドが出資増額
・株価一時5%高
・新株発行に関する臨時株主総会開催へ
12日前場の東京株式市場でジャパンディスプレイ(JDI)<6740>が出来高を伴って反発。経営再建中の同社に対する800億円の金融支援の不足分について、調達にメドがついたと発表したことが好感された。
前場終値は前日比2円(2.53%)高の81円。一時83円(5.06%高)まで買われた。
出来高は現時点で東証1部で3位の約1817万株。
JDIがこの日発表したリリースによると、中国投資会社のハーベストグループが出資額を3億ドル(約325億円)から4億ドル(約433億円)に引き上げる。
ハーベストのほか、香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントが1億5000万ドル以上の出資を決めている。JDIはリリースで、当初予定の払い込み金額に不足する場合はオアシスが出資を行うとの報告を受けたと明らかにした。
JDIは当初、ハーベストなどから成る台中企業連合から最大800億円の金融支援を受ける予定でいたが、台湾企業2社がその後、企業連合を離脱した。6月28日時点でハーベストとオアシスから確保できた総額は683億円。調達予定額に約117億円不足しており、JDIは交渉を進めていた。
JDIは新株式発行などに関する臨時株主総会を8月29日をメドに開催するという。
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